神奈川県、鎌倉。鎌倉幕府が開かれた古都として有名なこの地には、ちょっと変わった遺跡がある。その名も、和賀江島(わかえじま)。 和賀江島は鎌倉時代の1232年に作られた港の遺跡。現存する築港遺跡としては日本最古のものとしてとても貴重。しかしながら、長年波風にさらされてきたことで崩壊が進み、現在はたいていが水没していて大潮の干潮時にしか全体の姿を見ることはできないそうだ。 その事を聞いた私は、大潮の日に鎌倉へと向かった。いついつしか見られないとか、そういう限定モノに弱いのだ。私は。 ※2008年5月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。