まず、何が凄いって葉月里緒奈と関係があった3人、全員が当時よりも出世しているのです。真田広之は連ドラ俳優から、『ラスト・サムライ』『たそがれ清兵衛』で国際派スターに。 若手コメディアンだった岡村は堅実に人気を維持し続け、今やちょっとした大御所扱い。極めつけはイチロー。球界期待のルーキーは、海を渡りメジャーリーグベースボールの巨星に。 今でもそれぞれの分野で燦然と輝きを放つ3人の男たちですが、それに反比例するかのごとく、彼女の存在感は年月の経過と共に霞がかっていき、ついにはぱったり名前を聞くことがなくなってしまいました。 まず、葉月里緒奈とはどんな女優だったのか、簡単に振り返っていきたいと思います。親の仕事の都合で、10歳から16歳までの期間をアメリカで過ごした彼女は、17歳のとき、『丘の上の向日葵』という連続ドラマで芸能界デビュー。 以後、数々のドラマ・映画に出演し、アイドル女優として人気