いまハマりにハマっている垣谷美雨さんの小説『子育てはもう卒業します』を読みました。 3人の女性の18歳から55歳までが、過去と現在を行きつ戻りつ、丁寧に描かれています。 共感するところがたくさんある作品で、ぜひ皆さんにも読んでいただきたいなと思いました。いつものとおり、ネタバレなしでざっくりご紹介したいと思います。 地方出身の3人の女性たち 明美に共感 「わたし、なにやってるんだろ?」という焦り 地方出身の3人の女性たち 主役である3人の女性たちは、おそらく現在還暦を迎えるあたりの世代です。 私より少し上の世代ですが、それでも共感できるところがたくさんありました。 3人は、まだ女性の大学進学率が低かった時代に、東京にある某大学の仏文科で出逢います。 3人の特徴をご紹介していきますね。 淳子: 北海道出身。実家は牧場を経営。大柄でさっぱりとした性格。 二人の息子を持つ。長男は勉強が苦手で、次
