布製タイヤチェーンが密かなブームを呼び始めているようだ。豪雪地帯ならいざ知らず、年に一度か二度のためにわざわざスタッドレスタイヤに履き替える人はいない。しかし、その年に一度か二度の積雪で立ち往生した人は沢山いるはずである。 これまでだったら、金属製のチェーンが主流であった。しかし、金属製チェーンは取り付けが大変なうえ、路面に雪が無くなるとガタガタと乗り心地も悪いしそもそも道路も傷める。そんなデメリットを解消した非金属チェーンが最近では登場しているが、それでも取り付けは面倒だ。 そこへ行くと布製チェーン(そもそもチェーンと呼べるのか疑問だが)は、取り付けがとにかく簡単で、力要らず。軽いしかさばらないからクルマのラゲッジスペースにポンと放り込んでおけば、万一の積雪に対処できる。しかし、多くの人が一番心配するのはその耐久性だと思う。この点も、仮に雪のないドライ路面を走っても相当な距離走れるという