まずは正しい着座姿勢から学ぶ クルマを運転する時にドライビングポジションが重要なのは言うまでもないことだ。僕が主宰しているドライビングアカデミーの「中谷塾」でも正しいドライビングポジションの重要性について常に説いている。 一般的にはクルマに乗るとまずシート位置を調整するだろう。足がペダルに届くかどうか。ハンドルに手が届くかどうかでおおよその位置を決める。 ドライビングポジション画像はこちら だがその前に注意すべきことがあるのだ。それはシートに正しく座れているかどうか、ということだ。 現代はそうでもないが、畳の床で育った団塊世代やそれ以前では椅子に座る習慣があまりなかった。椅子に正しく座るとは、背筋を伸ばして背もたれに寄りかからず姿勢を正す、というような学校教育的な視点でしかなかった。しかし、Gのかかるクルマでシートの背もたれに身を預けなかったら5分ももたないだろう。 運転操作に重要なシート