なぜ静岡の生産量が多いのか 一番驚かされるのが【3】です。経産省によるとトイレットペーパーのほとんどは国産で、輸入は5%ほどしかないそうです。つまり国産のうち4割を占める静岡県が被災した場合、深刻なトイレットペーパー不足が起こりかねません。 なぜ静岡の生産量が多いのか? 経産省の担当者は「もともと富士市などは製紙業が盛んなところですが、大手の工場がいっぱいあるわけではなく、古紙をリサイクルしている中小企業が中心なんです」と話します。一大消費地である東京に近いことも理由として考えられるそうです。 あると使ってしまうもの 政府は2011年冬に防災基本計画を見直し、初めてトイレットペーパーを「備蓄推奨物資」にしました。 これを受けて「日本家庭紙工業会」は、静岡県が大被害を受けた場合の供給計画をつくっています。増産態勢や「水に流せるティッシュペーパー」といった代替品の供給、海外からの緊急輸入などが