今の自分と似たような状況にある人が、今の自分とはまるで違う心境をインターネット上で綴っており、読んだ直後は「まぁそういう考え方の人もいるか」程度に思っていたのだが、幾つかの出来事が折り重なって、数日経っても頭を離れずにいるので、なんとか言語化を試みてみる。 ひとつは小沢健二の「魔法的」。平日昼間15時開催のイベントが詳細不明のまま24時間前に告知され、おそらくは主催側も想定外だったであろう動員を集め、急遽整理券が配布されてあっという間に枚数終了し、入場できなかったファンも大勢いた、という顛末を異国の地にてチラホラ耳にした。実際に現地に足を運べたわけでもなく伝聞なのでそれ自体の感想は述べられないが、この突発イベントに対してSNS上などで「怒っている」人たちの様子がやけに印象に残った。彼らの言い分の中に「もっと『普通』にやってほしかった」という声を幾つか見かけた。 ここで言う「普通」って何なん