またしても名曲を生み出してしまった打首獄門同好会。すでにライブでも披露されていて、激しい大合唱を呼び起こしているのが、最新シングルのタイトル曲“島国DNA”だ。海に囲まれた島国で暮らしてきた我々日本人が、主な動物性たんぱく源としてきたのは魚介類。先人たちの血の滲むような試行錯誤の下で確立された多彩な調理法、育まれた奥深い食文化を、渾身の爆音と咆哮で心から讃えるこの曲、清々しい興奮と共に噛み締めずにはいられない。会長こと大澤敦史(Vo・G)に今作について語ってもらったが、食に対するピュアな愛情、ハイクオリティな作品を形にすることへのパッションが猛烈に伝わってきた。 インタビュー=田中大 ラブソングとか、応援歌とかも共感の歌ですけど、『この食べ物好きだよね?』っていうのも共感ですよね ──動物性たんぱく質を主に魚介類から摂ってきた我々日本人として、“島国DNA”は血が騒がざるを得ない曲です。