映画『閉鎖病棟(仮)』が11月に公開される。 同作は、『第8回山本周五郎賞』を受賞した精神科医で作家の帚木蓬生の小説『閉鎖病棟』を映画化するもの。精神科病院を舞台に、様々な過去を背負い、家族や世間から遠ざけられながらも明るく生きていた患者たちの日常を遮るように起こった殺人事件を巡って彼らの交錯する思いを描く。 刑の執行が失敗して生き長らえた死刑囚で、今は精神科病院にいる主人公・梶木秀丸役に笑福亭鶴瓶がキャスティング。『ディア・ドクター』以来、約10年ぶりの主演となる笑福亭鶴瓶は役作りのために炭水化物を取らない食事制限や、腹部にサランラップを巻くなどして10日間で7キロの減量に成功したという。共演者は秀丸と心を通わせる患者チュウさん役の綾野剛、不登校が原因で精神科病院に通院する女子高生・由紀役の小松菜奈。 監督、脚本を務めたのは『愛を乞うひと』『エヴェレスト 神々の山嶺』などの平山秀幸。平山