10代・20代の男性では、新型コロナワクチン接種後に心筋炎が起こることが知られていますが、この心筋炎の頻度はモデルナとファイザーのワクチンで異なることが分かってきました。 実際に頻度はどれくらい異なるのでしょうか? 新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎の特徴は?ファイザー製のmRNAワクチン接種後の心筋炎の累積発生数 10万人当たり(DOI: 10.1056/NEJMoa2110737より) ファイザー社、またはモデルナ社のmRNAワクチンを接種した後に稀に心筋炎が発生することが知られています。 心筋炎とは、心臓の筋肉(心筋)に炎症が起こり、心臓の収縮力が低下したり、不整脈を起こしたりする疾患です。 新型コロナワクチンに関連した心筋炎の特徴としては、 といった特徴があります。 なお心筋炎を起こした事例も軽症例が多く、ほとんどの症例は軽快・回復が確認されています。 また心筋炎と同様に、新