来週発売のNatureに、ちょっと恐ろしい論文が掲載される。普通に食品に添加されているトレハロースが、難治性の腸炎の原因クロストリジウム・ディフィシル(CD)の流行の原因になっているという研究だ。実験の詳しい内容は私自身のブログを参照してもらうことにして、重要なメッセージだけを紹介しておく。米国テキサスのベーラー大学からの論文で、CDが勃発した臨床現場では極めて重要な情報だと思う(Collins et al, Dietary trehalose enhances virulence of epidemic clostridium difficile(流行性のクロストリディウム・ディフィシル強毒株の毒性は食事の中のトレハロースにより増強される)Nature,2018 in press:doi:10.1038/nature25178) トレハロースグルコースが2個結合したトレハロースは、温度や
キレイな病院にいい医者、充実の保険制度。日本の医療は安心だ――。そうした思い込みが治療の選択肢を狭め、寿命を縮めることもある。米国のがん治療の「常識」から、日本の問題点を明らかにする。 医療の質の「バラつき」が問題 「日本の医療は世界でもトップレベルだから、どの病院でも高いクオリティのがん検査や治療を受けられると考えている人が多いと思いますが、それは誤った認識です。 様々なデータを読み解くと、アメリカのがん治療に比べて、日本のがん治療には大きな弱点があることがわかってきます」 こう指摘するのは、国際医療経済学者のアキよしかわ氏だ。アキ氏の著書『日米がん格差「医療の質」と「コスト」の経済学』は、日米のがん治療について、ビッグデータを用いて分析し、その差異と問題点を浮き彫りにした画期的な一冊である。 アキ氏は日米の医療現場に精通し、その経験から患者のQOL(生活の質)を上げるための研究を進めて
Note: See Frequently Asked Flu Questions for 2018-2019 Influenza Season for flu and flu vaccine information specific to the current flu season. Season Summary Reports Seasonal Influenza Vaccine Effectiveness, 2017-2018 Vaccine Benefits from the 2017 – 2018 Flu Season Vaccine Coverage in U.S. 2017-2018 Flu Season What was the 2017-2018 flu season like? The 2017-2018 influenza season was a high seve
記事一覧 「頭痛は病気、我慢せず受診を」 片頭痛や緊張型、理解深めて (2017年2月4日午後5時00分) 日常生活でできる片頭痛対策 2月22日は「頭痛の日」。片頭痛や緊張型頭痛などの「1次性頭痛」は、一時的な症状というイメージが一般的にあり、学校や仕事を休んでまで診察を受けることへの抵抗感や遠慮などから、病院に行くことなく悩み続ける人は多い。福井県内の専門医は「一次性頭痛にはきちんとした治療法がある。診断できる医療機関を受診し、自身の頭痛について理解を深めてほしい」と呼び掛ける。 頭痛の約9割を占める一次性頭痛は片頭痛と緊張型頭痛に大別され、片頭痛は約900万人、緊張型頭痛は2千万人以上が患っているといわれる。片頭痛は、脳の血管が縮んだり広がったりすることで、血管の周囲にある神経が刺激されて痛みを感じる。緊張型頭痛は頭や肩、首を覆っている筋肉の血管が縮まり、血行が悪くなって起こる。精
お断り ※以下の文章は医学的に基づくものではありません。筆者の経験と資料やその他の方の意見により作成していますことをご了承ください。 ※フラベリック錠および関係各所を否定するものではありません。一個人の意見としてご覧ください。 ※この記事は関係各所とは一切関係ありません。ここに書かれている内容について関係各所へ問い合わせをしないでください。追記(2006/04/05) ※この記事では絶対音感との関係だけを考慮したものです。絶対音感などの音程に敏感な方以外がフラベリック錠を使用した場合は比較的安全と思われます。追記(2006/06/08) ※この記事は 2005年12月29日に書かれたものを移行したものです。追記(2007/01/29) 本文 風邪薬で結構有名な「フラベリック錠」、風邪を引くと医者にもらう方も多いでしょう。実は、このフラベリック錠とは何も関係なさそうな絶対音感に密接な関係があ
A pill that halves the risk of breast cancer among high risk women and costs just 4p per day should be offered on the NHS, the drugs watchdog will announce. Guidance from the National Institute for Health and Care Excellence (Nice) will mean around 600,000 healthy women should be given the chance to take anastrozole. The drug has been shown to halve the chances of developing breast cancer for high
1965年にはメディケア,メディケイドが導入され高齢者と貧困層に対して公的医療保険が提供されるようになったため,無保険者の数が激減した。それ以降,オバマケア導入前までは無保険者の数はほぼ横ばいであった。 そもそも米国の医療保険は主に,①65歳以上の高齢者,身体障害者,透析患者が加入する公的保険のメディケア(連邦政府が運営),②貧困者が加入する公的保険のメディケイド(連邦政府と州政府が財源を出し合って運営),③それ以外の国民が加入する民間医療保険の3つから成り立っている。きちんと税金を納めてきた米国民は65歳になると自動的にメディケアに加入するようになっているため,高齢者に限って言えば,実は皆保険制度はすでに達成されていた。さらに雇用されている人の大部分は民間医療保険に加入していた。 しかし,メディケイドの加入要件を満たさない人(詳細は後述)や,メディケイドに加入するほど貧しくはないものの民
http://mainichi.jp/shimen/news/20150830ddm001040149000c.html このニュース、皆さん読みましたか? えっ?効果がないの?とタイトルだけ読んでインフルエンザワクチンを受ける人が減ってしまうのではないかと心配。よく読むとわかるんですけど、小学生までの子たちには予防効果が高いんですね。 インフルエンザウイルスA型は1〜2歳=72%、3〜5歳=73%、6〜12歳=58%に予防効果あり。A型の中で09年に世界的流行をしたH1N1型は1〜2歳=67%、3〜5歳=84%、6〜12歳=90%だったそう。B型には予防効果が全年齢で26%だった。 という結果です。この記事には13-15歳はA型もB型も効果がなかったと書いてあります。成人でもインフルエンザワクチンは4割程度の効果と聞いていたので私は上記の年齢群では高い効果だと思います。 研究結果はどうい
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