回転ずしチェーンの「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの社長が、以前勤めていた、ライバルチェーンの営業秘密に当たるデータを、不正に持ち出したなどとして、不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。業界内では競争が激化していて、警視庁は詳しい動機やいきさつの解明を進めることにしています。 逮捕されたのは「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの社長、田邊公己容疑者(46)です。 警視庁によりますと、田邊社長は、ライバルチェーンの「はま寿司」の親会社から「カッパ・クリエイト」に転職した前後の、おととし9月から12月にかけて「はま寿司」の仕入れに関するデータをコピーして不正に持ち出し、自社のデータと比較して使用したなどとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。 警視庁は去年「はま寿司」からの刑事告訴を受けて、捜査を進めていましたが、商品に使われる食材の原価や使用量などに関す