小学時代の担任教諭による差別的な発言がきっかけでストレスによる解離性障害などを発症して不登校になるなどしたとして、福岡県中間市の中学3年の女子生徒(14)と両親が、同市と教諭を相手取り、慰謝料など約1億5565万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こした。生徒は昨秋、声が出なくなったうえ立てなくなり一時入院。不登校が続いている。 4日付の訴状などによると、担任の女性教諭は生徒が小学5年だった04年4月以降「口の開け方がおかしい」「トロい」などの発言を繰り返した。生徒は同年2月に、てんかんと診断され投薬を受けていた。同年5月、生徒は両親に「学校に行きたくない」と言い始め、多くを語らなかったが、同級生から「(担任から)いじめを受けている」と言われ発覚した。 母親が教諭に尋ねると「そんなことはない。口の開け方の指導に力を入れていた」と反論。しかしその後も同様の発言は続き、生徒はストレス