クラウドファンディングで出資を募り、制作されたアニメーション映画『この世界の片隅に』が、12月24日(土)から松竹系・新宿ピカデリーでも上映されることが決定した。 異例中の異例、封切り1ヵ月後に増え続ける上映館 通常、映画の公開は各系列の基幹となる映画館から始まり、週末興行成績で品定めされ、上映期間が決められていく。封切り後2週間が最も上映館が多く、徐々に減っていくのが通例だ。 しかし、『この世界の片隅に』はその真逆を行っている。11月12日公開時点での上映館は63館。大手作品のような大規模な宣伝も行えていないにも関わらず、その卓越した作品性が口コミで広がり、2週連続で観客動員TOP10入りしたところから全国の映画館がこぞって参入を表明し、12月19日時点で当初の3倍を超える192館での公開が決定している。 意思決定の早かった東映、松竹はクリスマス公開 大手映画会社の中で、いち早く上映を決