最近の研究によれば、幸福になる秘訣は、常に虹やユニコーンのことを思い浮かべていることではなく、いわゆるネガティブとされる感情であっても、自分で価値があると思える感情を抱くことです。自分どんな感情を一番感じたいと思っているのか胸に手を当ててよくよく考えて、そういう感情が沸き上がったときには、それをしっかり味わうと幸福感が高まります。 この研究は先月、Journal of Experimental Psychologyに発表されたもので、「幸福に関する従来の研究は、心地よい感情を感じるほど幸福感が高まるとしている」ことに触れています。その一方でアリストテレスが「自分が感じたいと願う感情を体験するほど、人は幸福になる」と言ったことを指摘しています。 「常に幸福感や喜びを感じていたいと願うのはあまり現実的ではありません」と同研究筆頭著者のMaya Tamirさんはメールインタビューに書いています。