「『mixi』は儲かっていません」――ソーシャルネットワーキングサイト「mixi」を運営するイー・マーキュリーの笠原健治社長はそう言い切る。 mixiは同種のサイトでは国内最大級。ユーザーが他のユーザーに招待状を送ることで参加者が増える仕組みのコミュニティサイトだ。社員数人で3月に始めたが、ユーザーは1カ月ごとに倍のペースで増え続け、7月12日現在、4万5000人が参加している。 ユーザーが増えれば、サーバなど設備の負担も重くなる。1日の総ページビューも200万以上。「サーバを1台増やしても数週間ですぐにパンパンになってしまう状況」(笠原社長)。 人が増えればトラブルも増える。言葉の行き違いなどでユーザー同士にいさかいが起き、スタッフが仲裁に入ることもある。サービス内容も次々に拡充しており、開発担当者の手も割かれる。 しかし利用は今のところ無料。収入源は現状、アマゾンとイープラスを利用した