今年は猛暑にも関わらず、深刻な電力不足にはなっていない。その理由は、電力需要の減少と太陽光発電の普及にあるそうだ(日経新聞)。 東京電力管内で太陽光発電によって生み出されている電力は1000万kWほど。同管内での電力需要は5000万kWほどなので、単純計算では5分の1の電力が太陽光発電で賄われていることになる。また、2010年度のピーク電力需要は1億7800万kWだったが、2016年度はこれが約12%減っているという。 一方で、最近では暑さのピークが夕方にずれ太陽光発電の出力が低下する時間帯とかぶる傾向があるそうだ。そのため電力の需給見通しに狂いが生じ、そのために他社からの電力融通が必要になったケースも出ているという。