《バカにして終わる批判は利敵行為》 安倍内閣の支持率は依然として高い。 正面から攻める役割を担うべき、情報量の豊かな筈の、国会議員やマスメディアの攻撃 は一向に突破力がない。そこで低水準の反発が始まる。 同憂の知己・友人と話しても、安倍のキャリア―すなわち学歴、留学体験、企業経験― を取り上げて、個人的な能力のなさを嘲笑して終わる。字が読めない(「云々」を「でん でん」と読んだ)、字が書けない(「成蹊」の「成」が書けない)、憲法の原理を知らない (私は「立法府の長です」と言った)という話があり、安倍を教えた成蹊大学の加藤節 氏らによる低い評価(青木理による『AERA』記事など)の話題がある。 このように安倍の属性をバカにして終わる自己満足は政権を延命させているのではない か。一面的に過ぎるのではないか。安倍内閣のファシズム化は彼個人の思いつきなどで 進んでいるのではない。 過去20年間に、