2024.07 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 2024.09 漸く一通り目を通したので、感想をば。 個人的には少なくとも2つの意味で類書のあまりない本ではないかと思う。それ故に買ったわけで。 下請法に関する本で、公取関係者でない実務家の弁護士さんが書かれている。優越的地位の濫用規制につき、下請法と独禁法とが地続きで論じられている。 公取のテキスト以外の本を探したときに、結果的に公取およびその関係者の手によるものしか見つけられずに(*1)、残念に思っていたところだったので、この一点だけでも購入する気になった。公取およびその関係者の書かれたものの重要性は認めるものの、公取に対して中立的な立場からの本があってほしいと思っていたから(*2)。その意味で、はしがきの次の記載には、頷くばかりである。 これまでの優越的