Jリーグ年間パスが届かない!システム不備で納期遅れ 開幕を1週間後に控え、Jクラブが“チケットパニック”に陥っている。原因はJリーグが今季から導入した「ワンタッチパス」。ICチップを年間パスに組み込み観戦履歴を会場ゲートで記録するシステムで、リーグは3年以内に全クラブの導入を求めていた。 今季は20以上のクラブが採用。だが製造元のJリーグエンタープライズのシステム不備で納期が3週間遅れ、7日の開幕までに一部サポーターに年間パスが届かない事態に陥った。「鳴り物入りで導入したのにお粗末。前のシステムに違約金を払って移行したのに」とあるJクラブ社長は怒り心頭。別のクラブはサポーターへの謝罪対応で約240万円の支出があったという。 J幹部は「無理ということを早めに伝えればよかった」と神妙だが、3月10、11日のJリーグ理事会は紛糾必至。クラブ側はリーグに損金弁済などを求めていく意向だ。 (2009