曹貴裁前監督のパワハラ騒動に揺れた湘南が、J2徳島とのJ1参入プレーオフ決定戦決定戦に引き分け、ヒヤヒヤながら残留を決めた。 8月に発覚したパワハラ騒動では、選手への「犯人捜し」などもありサッカーに集中できない環境に追い込まれた時期もあった。10月に新体制が発足すると、攻守でアグレッシブな湘南スタイルを取り戻し、J1の最後の椅子を死守した。クラブは浮嶋敏監督(52)の来季続投を発表した。 ◇ ◇ ◇ J1残留を告げる試合終了のホイッスルが鳴ると、湘南イレブンはガッツポーズをしてピッチに倒れ込んだ。前半20分にセットプレーで先制されながらも、後半19分にMF松田の値千金弾で追いつき、J1に滑り込んだ。10月から指揮を執る浮嶋監督は「めちゃくちゃホッとしています。クラブの危機であるとともに、2年連続で残留したことはなかった。クラブにとっても大きな結果」と胸をなで下ろした。 今夏、クラブ