人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーと握手ができる偽造券を譲り渡したとして、警視庁はともにAKB48のファンで東京都練馬区大泉町6丁目、無職大井邦彦容疑者(25)と埼玉県川口市の高校3年の少年(17)を偽造有価証券交付の疑いで逮捕したと22日、発表した。 少年事件課と富坂署によると、大井容疑者は昨年11月10日夕、東京都渋谷区神南1丁目の路上で、川口市の少年に偽造握手券15枚を譲り渡した疑いがある。少年はこの15枚を堺市の無職少年(19)に譲り渡した疑いがある。 握手券はAKB48のCDの特典で、CD発売記念イベントでメンバーと握手できる。大井容疑者は「昨年7月のパリ公演を見に行った際、日本から行ったファンがないがしろにされたと感じ、AKB48側を『困らせてやろう』と思い、握手券を偽造した」と話しているという。