チリのコピアポ近郊の鉱山落盤事故で地下に閉じ込められた作業員ら。17日、地上と避難所近くをつなぐ縦穴が直径約30センチに拡張された。チリ政府提供の映像から=ロイター17日、救出用穴の掘削のため使われたドリル。チリ政府提供の映像から、ロイター 【ビトリア(ブラジル東南部)=平山亜理】チリ北部コピアポ近郊の鉱山落盤事故で地下に閉じこめられている33人の作業員たちを救出するための縦穴の掘削の第1工程が17日、終わった。地上から避難所にいる作業員が移動できる場所まで、深さ約630メートル、直径30センチほどの縦穴でつながった。このスピードで進めば、当初の見通しより2カ月近く早い11月初旬までに救出できる可能性もあるという。 チリ政府が進める複数の救出用縦穴の掘削のうち、プランBと呼ばれるもの。直径15センチの通気孔を今回、30センチに拡張した。今後、さらに約70センチまで広げる。穴の内壁が崩れ