東京のアジア料理シーンは20年前と比べると目を見張るほど進歩しています。どこにでもある中華料理店やインド料理店のほか、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムなどの料理店は、今、大きな街ならほとんどどこでも見つけることができます。 それでも、まだ比較的珍しいのが、ビルマ料理です。これは残念なことです。というのは、美味しいビルマ料理は、アジアの料理を全部同時に食べているようなものだからです。ビルマはアジアの食が交差するところに位置し、インド、中国、バングラデシュ、ラオス、タイの伝統を引き継いでいます。ビルマ特有の料理もたくさんあり、有名なものに、「ラペットウ」があります。これは、発酵させたお茶の葉、豆類、ゴマ、ニンニク、レタスなどで作るサラダです。 最近になって、高田馬場駅の北方面にビルマ料理店がつぎつぎと生まれています。東京にあるほかのアジア料理店と違って、これらの店のほとん