20世紀を代表する世界的作曲家、武満徹(たけみつとおる 1930−1996)の生誕80年にあたる本年、主としてその映画音楽作品が演奏されるコンサート。 武満は現代音楽作曲家として「弦楽のためのレクイエム」「ノヴェンバー・ステップス」をはじめとして多くの作品を残した。一方、「夢千代日記」「波の盆」などテレビドラマでの素晴らしい音楽を記憶されている方も多くいるだろう。また大の映画好きとして知られ、映画音楽作品を実に数多く残した。今回はジャズの菊地成孔と即興の大友良英がそれぞれの視点から武満の映画音楽にスポットをあて、オマージュを捧げる。