先日の文学フリマで先行販売された成松哲氏のミニコミ「kids these days! vol.1 いまどきの10代に聞いたリアルな「けいおん!」の話。」が素晴らしいです。今ひとつ見えてこない今の若者の音楽事情を探るために、昨年、一昨年と成松氏は高校の学園祭や音楽フェスに通い、10代バンドの傾向をチェックし、そこで発見したバンド5つにロングインタビューを決行し、まとめたのがこの一冊。 バンドの活動母体になったのが、スパルタな高校の軽音部だったり、モバゲーだったりするあたりが実にリアル。僕も高校生の頃からバンド活動をやっているわけですが、自分の場合も思い出したりしてなんか甘酸っぱい気持ちが蘇りましたねー。共感できる部分もあり、全然違って驚く部分もあり。 それにしても、彼らの話の中に出てくるバンド名が全然わからないのには衝撃を受けました。自分は本当にリアルタイムな音楽、わからなくなってるんだなぁ