1.債券相場 債券相場とは、債券の市場価格のことです。「相場が堅調・強含み、地合いが強い」というのは、価格が上昇していることを指します。逆に、「相場が軟調・弱含み、地合いが弱い」というのは、価格が下落していることを指します。 債券の利回りは、債券の相場と反対の動きをします。債券の相場が上昇すれば、利回りは低下します。逆に、債券の相場が下落すれば、利回りは上昇します。 2.債券相場は金利動向で決まる 債券は、安全性の高い商品です。発行体が国や一流企業であるため、信用力が高いからです。債券を満期日まで保有すると利回りが確定するため、安全性の高い預金などと同じ性格をもつ金利商品として、投資の対象になります。投資家は、預金の金利と債券の利回りを比べて、有利な方に投資します。 市場金利が上昇すると、保有する債券を売って他の有利な金利商品に乗り換える動きがでてきます。そのため、債券の価格は下がります。