信藤三雄は1948年東京生まれのアートディレクター。デザイン事務所や広告会社での勤務を経て、77年に独立。松任谷由実、ピチカート・ファイヴ、Mr.Children、MISIAなど、日本の音楽シーンをリードしてきた数多くのミュージシャンのCDジャケットを制作し、現在その数は1000枚を超えている。 信藤三雄 松任谷由実『ALARM a la mode』(ユニバーサルミュージック/1986) 今回世田谷文学館で開催される「ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ」展は、80年代の初期作から最新の仕事に至るまでの1000点以上の信藤作品を紹介する大回顧展。また、本展の空間プロデュースは信藤自身が行い、会場デザインは、コーネリアスや水曜日のカンパネラなど数多くのコンサートの舞台美術を手がけてきたデザイナーの遠藤治郎が担当する。 グラフィックデザインにとどまらず、映像ディレクターとしてミュージッ