1月22日、マクドナルドがシンガポールの十二支「ブタ」差し替えで謝罪。写真は米ワシントンの店舗(2010年 ロイター/Larry Downing) [シンガポール 22日 ロイター] 米マクドナルドMCD.Nがシンガポールで今月始めた十二支にちなんだ動物の人形コレクション販売で、イスラム教徒に配慮してブタ(日本のイノシシに相当)をキューピッドに差し替えたところ、中国系の客から苦情が相次ぎ、同社は22日に謝罪した。 マクドナルドは英字紙ストレーツ・タイムズに謝罪広告を掲載。ブタの人形をラインナップに戻した。 娘がブタ年生まれというある女性は、同紙への投書で「シンガポールは多人種多文化社会であり、イスラム教徒の国民を尊重すべきなのは理解するが、今回の場合、ブタは中国の文化習慣である十二支の1つであり、また食品ではなく単なるおもちゃだ」と訴えた。