公的年金の積立金の昨年度・平成24年度の運用実績は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待などにより、株価が上昇したことから、11兆2200億円余りの黒字となり、現在の運用形態が始まった平成13年度以降、最大の収益となりました。 公的年金である国民年金と厚生年金の積立金を運用している「年金積立金管理運用独立行政法人」は、2日、昨年度・平成24年度の運用実績を発表しました。 それによりますと、113兆円余りの積立金の市場運用の収益は、▽国内債券が2兆1263億円、▽国内株式が3兆3314億円、▽外国債券が1兆8218億円、▽外国株式が3兆7620億円、それぞれ黒字となるなど、合わせて11兆2222億円の黒字となりました。 これは、独立行政法人による自主的な運用が始まった平成13年度以降、最大の収益で、このうち、安倍政権が発足したあとのことし1月から3月の間だけで、およそ7兆6000億円の