京都市は5日、ソフトバンクの孫正義社長が進めるメガソーラー(大規模太陽光発電所)計画で、同市伏見区に約4200キロワットの太陽光発電所を建設すると発表した。ソフトバンクが東日本大震災後に打ち出したメガソーラー計画で、設置場所や規模が決まるのは初めて。実現すれば京都府内初のメガソーラーになる。 ソフトバンクの100%子会社「SBエナジー」が4月、京都市有地約9ヘクタールに着工し、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まる7月に運転を開始する。出力約4200キロワットは、一般家庭約1000世帯分の電力に相当する。太陽電池は京セラ製を採用した。 ソフトバンクは自治体と協力し、約800億円を投じ国内10カ所以上にメガソーラー建設を構想。35道府県約200カ所以上の候補地で選定を進めていた。【宇都宮裕一】