広島の江草仁貴投手(35)が11月3日、契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1700万円でサインした。 「今季は数字的にも7試合しか投げていないし、悔しい。チームも4位に終わった残念なシーズンだった」 厳しい表情は終始変わらなかったが、ファームでは25試合に登板して防御率0・90。「球威、球速と結構、投げることができた」と一定の手応えを感じたようだ。 今季終了時には戦力外通告も覚悟したという。それだけに、来季の巻き返しに向けてすでに動き出しており、11月は「足が細くなっているので」と下半身を中心に鍛え直す方針だ。お手本としているのが、古巣の阪神で2年連続最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した福原忍投手(38)だ。