伊勢神宮(三重県伊勢市)は20日、神宮の祭事をつかさどる神宮祭主に、天皇、皇后両陛下の長女、黒田 清子 ( さやこ ) さん(48)が、19日付で就任したと発表した。 天皇陛下の姉で1988年から29年にわたり祭主を務めた池田厚子さん(86)の退任の申し出に伴うもので、祭主は明治以降11人目となる。 黒田さんは2012年4月から1年半、臨時神宮祭主を務め、13年の第62回神宮式年遷宮で池田さんを支えた。
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「移民を受け入れるべきか」「上司が外国人になったら?」――。そんな見出しを最近よく目にするようになった。少子高齢化に伴う人手不足解消の「切り札」として語られるが、日本で働く外国人労働者は100万人超。私たちは既に日常的に外国人と接している。議論と実態がかみ合っていないように見えるのはなぜなのか。 「受け入れは不可避」 厚生労働省は1月、日本で働く外国人の数が昨年10月末時点で108万3769人だったと発表した。「日経ビジネス」や「週刊東洋経済」などの経済誌を中心に移民の特集記事も相次いでいる。 論点のひとつが、政府が原則認めていない「単純労働者」に近い形で働く外国人労働者の存在だ。法務省によると、日本の国内法には移民についての規定がなく、定義もない。そのためいわば表玄関からではなく、技術移転を目的とした「外国人技能実習生」や留学生という名目で移民を受け入れている現実の問題点を探っている。
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