2010/8/24 12:43 《現在地》 全面崩壊を予感させる須田貝隧道、南口坑門。 それは、「廃隧道とはかくあるべき」と言いたくなるような “完璧な姿” だった。 完璧。 まるで大自然に取り残された文明の欠片。 武骨でなにも飾らぬ坑門が、孤立無援で立ち尽くす。 私の大好物。 しかし、この暗がりで誰に看取られることなく死ぬのか。 役目を終えた道路の平凡な末路だが、哀れである。 近くで見るとこちら側にも、鉄パイプのバリケードの痕跡があった。 しかし、折り畳むように崩れた後は誰も修理しないらしい。 南口さえ塞いでおけば、立ち入る人もおるまいということか。 これなどはトンネルの両坑門が表裏を分けた典型で、集落に面していた南口が表、山と湖に面した北口が裏なのであろう。 さて、こんなに荒れ果ててしまった南口だが、ここから先にはどんな道が続いているのだろう。 上の2枚の写真では信じられないかも知れな
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