最近、LinuxのノートPC上でDockerのサーバを建てて生活しています。 そのノートPC上では、プログラミング・ブラウジング・ツイッター・Slack・VTuber動画を見たりといった、あらゆることをしています。これらのことをするためにはGUI環境が必要で、そのためにXサーバを"直接"動かしています。 アーキテクチャはこんな感じです: ここではこの環境の構築手順について解説していきます。 0. ホスト環境 Ubuntu Server 16.04.3 LTS (64bit)
マイクロソフト、仮想マシン上のUbuntuへWindowsからコピー&ペースト、Ubuntuからローカルドライブへのアクセスなど可能に マイクロソフトは、WindowsのHyper-V上で動いているLinux OSのUbuntuとWindowsとの親和性を高める、Hyper-Vの新機能「Enhanced Session Mode」を開発中であると、ブログ「Sneak Peek: Taking a Spin with Enhanced Linux VMsで明らかにしました。 この新機能を用いると、Windows上でコピーした内容のLinuxへのペーストを可能にするクリップボードの統合、WindowsのドライブをLinuxから見えるようするドライブリダイレクション、ウィンドウリサイズの対応などが可能になります。 このHyper-VのEnhanced Session Modeは、RDP(リモート
主要なLinuxディストリビューションの「Linux Unified Key Setup-on-disk-format」(LUKS)に、セキュリティホールが存在することが明らかになった。LUKSはLinuxで使われているハードディスク暗号化のための標準的な仕組みだ。LUKSは多くの場合、「cryptsetup」というユーティリティを使用してセットアップされている。この脆弱性はcryptsetupに存在するもので、かなり深刻度が高く、影響を受けるLinuxディストリビューションには、「Debian」、「Ubuntu」、「Fedora」、「Red Hat Enterpise Linux」(RHEL)、「SUSE Linux Enterprise Server」(SLES)が含まれる。 セキュリティレポートCVE-2016-4484には、このセキュリティホールを利用すると、攻撃者は「対象システム
気軽に Docker を使いたい人向けの軽量な Docker ホスト(VM)用 Linux OS です。 Only-Docker → RancherOS-Lite → DockerRoot → Barge と変遷してきています。 (最後に Barge になったのは、Docker 社が他社製品名の先頭に Docker を使用することを禁止しているため) Barge は、以下のような特徴を持っています。 最軽量 高速ブート Docker のバージョンを切り替え可能 glibc、bash、dumb-init を標準搭載 パッケージ・インストーラ Vagrant 用 Box VirtualBox に最適化 Raspberry Pi 3 のサポート 最軽量 以前、メモ:Docker ホスト用軽量 OS の比較 - Qiita でもご紹介させて頂いたんですが、なんとか未だに 15MB をキープしており
Bash on Ubuntu on Windows (以下 BoW) は Windows コマンドプロンプトを使って実行される。今までであれば Windows のコマンドプロンプトはエスケープシーケンスを認識しなかったので cmd.exe そのものでは vt100 等の端末環境を用意できませんでした。しかし Windows10 の cmd.exe では新しいコンソールモードが用意されています。 Console Virtual Terminal Sequences (Windows) Virtual terminal sequences are control character sequences that can control cursor movement, color/font mode, and other operations. https://msdn.microsoft.c
この記事ははてなエンジニアアドベントカレンダー2015の1日目です。今回は、既存の運用フローに乗せやすいDockerイメージへのchrootによるデプロイの考え方と自作のコンセプトツール droot を紹介します。 github.com 背景 Docker 本番導入の課題 Docker 導入の目的 Docker + chroot のアイデア droot: Dockerイメージにchrootするコンテナツール droot の使い方 droot push: Dockerイメージをtar ball化しS3にpushする droot pull: S3にpushしたイメージをダウンロードし展開する droot run: 展開先のディレクトリにchrootする droot の実装 droot push/pull の実装 droot run の実装 あわせて読みたい あとがき 背景 Dockerがリリー
原文 は、2015 年 8 月 5 日に掲載されました。 著者は、家にファイル サーバーを 1 台と、サイト、メール サーバー、およびクラウド ストレージ サーバーとして 3 台の Live サーバーを持っています。 ホーム サーバーのセキュリティについては、外部と接続していないため、それほど心配していません。しかし、他の 3 台については、適宜保守をしています。サーバーを構築したいと考えている Linux 初心者が注意すべき点について、本文献で説明します。 必要なものをインストールする サーバーを構築する時、だいたいの人は、「40GB の SSD だから、欲しいサービスをなんでもインストールできる」と考えがちです。間違いではありません。しかし、そう簡単ではありません。どんなに強固なサーバーでもどこかに弱点があり、パッチが当たっていない部分があるため、乗っ取られる危険があります。 ですから
表題の書籍が技術評論社より出版されることになりました。2015/9/26より一般販売開始予定です。執筆にご協力いただいた方々に改めてお礼申し上げます。 gihyo.jp 参考として、「はじめに」と「各章概要」を下記に引用しておきます。Dockerの基礎をしっかりと足固めしていただくための書籍です。 はじめに お待たせしました! 「Dockerを使って何かを始めたい」「Dockerでコンテナーは起動したけど中のしくみがよくわからない」 ── そんなあなたに向けたDockerの入門書がようやく完成しました。「コンテナーだから軽くて便利」「アプリケーションの可搬性が高まる」など、さまざまなうわさ話を耳にするDockerですが、まずは本書に目を通して、その技術的な特徴、そして、その背後にある「思想」を理解してください。 Dockerは、アプリケーションの実行に必要なファイルをすべてまとめた「コンテ
ログファイルの監視に「tail -f」コマンドを使っている方は多いかもしれません。ファイルの末尾を表示する「tail」コマンドに、ファイル末尾に追加されたデータを追跡表示する「-f」オプションを指定することで、手軽にログの監視ができる便利なコマンドです。 しかし最近、「tail -f」より便利なコマンドとして「less +F」の使用を推奨するブログ記事「Stop using tail -f (mostly)」が公開され話題となりました。 「less」はテキストファイルの内容を表示する、ページャーと呼ばれるソフトウェアですが、これに「+F」オプションを指定することで、「tail -f」より便利なファイル監視コマンドとして使えるらしいのです。具体的に「less +F」が「tail -f」より便利な点として以下の2点が挙げられています。 監視モードと通常モードをlessを起動したまま行き来できる
こんにちは。今回はLinuxのシステム情報を入手するコマンド特集です。システムの設定やハードの情報を入手する際に役立ちそうなコマンド(というかCUI操作)を独断と偏見でピックアップします。ディストロやバージョンによって設定ファイルやコマンドは変化しますので注意してくださいね。(本記事のコマンドは2014年9月時点のものです) CPUやメモリの情報を調べる CUPの情報を得る $ cat /proc/cpuinfo 出力例 processor : 0 vendor_id : GenuineIntel cpu family : 6 model : 23 model name : Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU P8400 @ 2.26GHz stepping : 6 microcode : 0x60c cpu MHz : 800.000 cache size : 3072
以前、CentOS 7 (7.0.1406)およびRed Hat Enterprise Linux 7のssコマンドが腐っていたことにビックリして、「ssコマンドはバグと地雷の塊なのでnetstatの代わりにならない」という記事を書きました。 これはどういうお話かと言うと: RHEL 7からはnetstatコマンドなどが収録されているnet-toolsパッケージが非推奨となり、デフォルトではインストールすらされなくなりました。 しかしnetstatコマンドの代替であるssコマンドはかなり雑な感じで、UDPポートを「tcp」と表示するひどいバグがあります というお話でした。 このssコマンドのバグは、2014年2月にRed Hat Bugzillaにも上がっていました。 https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1063927 というわけで、さす
UNIXの基本をなすプロセスやシグナルなどを分かりやすく解説した技術ドキュメント「Process Book」がGitHubにて公開されています。 同ドキュメントは、プロセスの生成、プロセスとファイル入出力、ファイルディスクリプタ、preforkサーバーの作り方、ゾンビプロセスと孤児プロセス、シグナルとkill、プロセスグループとフォアグランドプロセスといった話題を解説するドキュメントで、GitHubのreleasesディレクトリにはPDF、epub形式のファイルも格納されています。 UNIX環境でプログラムを開発する際に役立つだけではなく、普通のユーザーとしてターミナルを使ってコマンド操作を行う際にも役に立ちそうな内容だと思います。
さて、まさかのMSの大鉈連発に、TL大騒ぎでございます。まさかOSS化まで入ってるとは僕も思ってなかった。MSクラスタですらもざわざわである。 んで、今回の決定が意味することをちょっと考察してみたいなーと。備忘録的にね。 あくまで 私的感想です。鵜呑みにしないように。 何が起こったのか 11/12日(米国現地時間),Microsoft Connect();というイベントの中での発表でございました。 詳しくは、Public Keyさんを参照するのが良いと思います。 [速報]マイクロソフト、サーバサイドの「.NET Core Rutime」と「.NET Framework」のオープンソース化を発表。C#コンパイラやASP.NETなど [速報]マイクロソフト、「.NET server framework」のLinuxとMacOS X用オフィシャルディストリビューションを発表。.NETアプリケーシ
今までは、メインマシンにはLinuxやMacを利用していました。 ただ、最近はVagrantとかが充実してきてLinuxで動くWeb系の開発をするからって、環境をUnix系にする必要もないかな、と思って変化を求めてWindows 8.1 環境をデスクトップにししてみました。 別に紙芝居ゲームや艦これのため変えたわけじゃないですよ? ええ、違うんです。 作業してて結構ハマったり、昔のWindowsの環境構築とは様変わりしてた部分もあるので、その辺をメモります。 はじまりはアカウントから プログラマがWindows 8.1を使うならばまずはじめに考慮することはログインアカウントです。 Windows 8からは認証アカウントをMicrosoftアカウントと連携させることが推奨されます。 利用しているアカウントがローマ字などASCIIだけなら問題はありませんが、私のようについうっかりと日本語名にし
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
今回は、Linux上でネットワークトラフィックの監視を行えるモニタリングコマンドについて、数あるコマンドから20個を紹介する。 1.iftop 以前にこちらでも書いているiftopは、個別のソケットで受信・送信パケットをひと目で見る事が出来るコマンド。 通信ごとに個別のプロセスを表示させることは出来ないが、どのホストとの接続がどの程度の帯域を使用しているのかはひと目で分かるだろう。 以下のコマンドでインストールが出来る。 sudo apt-get install iftop # Debian/Ubuntuの場合 sudo yum install iftop # RHEL系の場合 2.bmon 『bmon』は、グラフでトラフィックの負荷を表示してくれるモニタリングコマンドだ。 どのNICのトラフィックを表示させるかを上下キー、モニタリングを行うパケットの種類を左右キーで選択する。 このコマン
awkという、古くからのスクリプト言語がある。(1977年生まれ。読み方は「オーク」である。エイ・ダブリュ・ケイではない)man awkをPDFに変換してみると、たったの3ページ強しかない。 $ man -t awk|pstopdf -i -o ~/Downloads/awk.pdf とてもシンプルな言語仕様ではあるが、awkには必要十分な表現力がある。特にテキストを処理する場面においては、最小限のシンプルな記述で、気の利いた処理を素早くこなす。無駄のないawkワンライナーを見ると、ある種の感動を覚える。awk以降に生まれたスクリプト言語は、少なからずawkの影響を受けていると思われる。 awkを知ることで、間違いなく幸福度は上がると思う。いつかきっと「知ってて良かった」と思える時が来るはず。もっともっと、awkを知りたくなってきた。 基本動作 awkの基本動作は、とってもシンプルである。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く