2006年10月24日12:45 カテゴリ書評/画評/品評 他人を許せないサル 多くの人に目を通してもらいたい本だ。 他人を許せないサル 正高信男 ただし、反面教師として。 本書「他人を許せないサル」は、他人を許せないサルにして京都大学霊長類研究所教授である著者が、いかに日本人が他人を許せないサルなのかをのたまった本である。正高信男氏の他の著作の書評を見る限り、他の著作の同工異曲ぶりも見て取れるので、本書でなくても氏の著作で「サル」がついたものであれば多分どれでもいいのだけど、私はブルーバックスであればメクラ買いするのでたまたま当たったのが本書だったわけだ。 目次 プロローグ 第1章 他者と同化しやすい日本人 第2章 理由付けを求める現代人 第3章 IT世間の出現 第4章 他人を許せないサル 第5章 無責任なネット庶民 エピローグ―IT化する日本の行方 その「他人を許せないサル」ぶりは、も