杉並区の田中裕太郎区議が選挙公報に掲載した差別的な内容のイラストについて東京弁護士会への人権救済申し立てなどを行った鈴木信平さん(右端)ら=東京都杉並区で2024年2月13日午後3時28分、藤沢美由紀撮影 田中裕太郎・東京都杉並区議(48)がトランスジェンダーの人を差別する内容のイラストを選挙公報に掲載するなどして人権を侵害したとして、トランスジェンダーの当事者ら区民が13日、東京法務局と東京弁護士会に人権侵犯被害の申告と人権救済の申し立てをした。 申し立てたのは、トランスジェンダー当事者で会社員の鈴木信平さん(45)、自営業の金正則さん(69)、翻訳家の池田香代子さん(75)で、いずれも同区内在住。 申立書などによると、2023年4月の区議選で田中氏は、選挙公報に「女性スペースに男を入れるな!『性自認条例』を改廃し女性の人権を守る」という言葉とともにイラストを掲載。虹の入れ墨を入れ、鼻毛