男女平等の社会になって久しいが、“お金は男が払うもの”、お茶代や食事に関しても、“男性が払うことが格好いい”という風潮は、いまだに残っている。 仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしている連載。今回は、「時代とともに変わりつつある、結婚にまつわるお金事情」を一緒に考えたい。 ■支払っていたのは、相談所の規則だったから 4カ月ほど前のこと。「先日婚約破棄をした」という榎本麻里絵(仮名、35歳)が面談にやってきた。親戚の経営する会社で、経理事務をしているという。おとなしい、品のいい印象を受ける女性だった。 麻里絵は、言った。 「大手相談所で出会い、婚約した男性がいました。お見合いからデート期間中は、お茶代も食事代も私の分はお支払いしてくれたのに、退会してからは私からお金を取るようになりました。その後、指輪代や結婚式の費用など
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