福岡県篠栗(ささぐり)町で5歳だった碇(いかり)翔士郎(しょうじろう)ちゃんが餓死し、母親の碇利恵(39)、知人の赤堀恵美子(48)両容疑者が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件で、母子が厳しい食事制限を強いられていた実態が、関係者への取材でわかった。県警は、赤堀容疑者が一家を支配下に置き、食費を切り詰めさせ、より多くの金銭を得ようとしたとみて捜査している。 「食品保存容器の中に詰め込まれた総菜やポテトサラダを1日で食べたら、(赤堀容疑者に)すごく怒られた。その後、1個分を家族4人で何日かに分けて食べた」「食パンなら長男は1日3枚、次男は2枚、翔と私は半分ずつ」