「このたび、わが子がヘアドネーション用のカットを予定しています」(投稿:名古屋市 伊藤かずなさん) こんな情報が、中京テレビ「あなたの真ん中取材班」に寄せられました。話を聞いてみると、小学4年生の男の子が、50センチもの髪の毛をヘアドネーションするというのです。 病気などで頭髪を失った人に、寄付された髪の毛でメディカルウィッグを提供する、ヘアドネーション。 決意したのは、小学4年生の伊藤寧玖(るく)くんです。 5歳の頃から伸ばし続けた髪は、座ると床についてしまうほど。 取材班に情報を寄せた母親のかずなさんは、髪を伸ばし続けた理由をこう説明します。 「女の子がほしかったので、かわいい顔だし、つい伸ばしてきてしまったら、今に至るというか。乾かすのも、とかすのも大変だから、そろそろ切ろうって言っても、まだ切らないって」(母・かずなさん) 女の子が欲しかった――。最初からヘアドネーションを意識して