技術者同士でシステムの設計方針などについて話していると、白熱してしまうことがある。お互い、声も大きくなってしまっているのだろう。傍から見ていると、喧嘩でもしているかのように見えるらしい。後から「あの人とやりあってましたね」などと言われるが、なんのことか分からない。本人たちは議論を楽しんでいるくらいなのだ。 会議の議事録でも、そういう誤解が起こりやすい。終始和やかな雰囲気の会議だったはずなのに、後から議事録を読むと、言い争いをしていたかのような印象を受けることがある。会議中、相手に気を使って、わざわざ婉曲な表現で話したのに、断定的な文章になって残されてしまったりする。 会議に出席している人が読むだけなら、大きな問題はないのだが、出席していない人に誤解され、いらぬ心配をさせたりすることもある。 議事録を書く人の力量にもよるが、ビジネス文書の形で、会議の雰囲気まで伝えることは容易ではない。 もっ
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