おはよう、世の中! …というわけで朝ドラ「半分、青い。」堂々のグランドフィナーレを迎えました。私にとっては久々に「終わっちゃうの寂しい!」と叫びたい作品でした。場外乱闘に共感論にプラスだマイナスだ等々ありましたが、ファンとして思ったことを書いておきたいと思います。 私はこの話を「普通から少しはみ出た人の、愛と人生の物語」だと捉えました。 ヒロイン鈴愛は「気性と感性は鋭いが意外と凡庸」な女性で、相手役の律は「一見完璧だが臆病で繊細」な男性です。社会の要請する男女像にはまりそうではまらない。この「微妙にずれた」歪さが好きな人にはたまらなく魅力であり、嫌いな人には腹立たしかったのではないかと思います。 思えば鈴愛は、才能を発揮して成功、才能ある夫を支える妻、地元で起業してささやかな幸せという朝ドラ定番ルートすべてを手放すことになる半生でした。一方で律は「大企業で出世しつつ愛する妻子を養うよき企業