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biologyと寄生・共生に関するzerosetのブックマーク (30)

  • 雑記-分子細胞学:ミトコンドリアを縛る糸を紡ぐのは?(2017.12.21)

    ミトコンドリアを縛る糸を紡ぐのは?(2017.12.21) ミトコンドリアは分裂によって増殖し,分裂時には分裂面を括る分裂リングが形成されますが, その正体は長らく明らかにされていませんでした。 Yoshida et al. (2017) はミトコンドリアの分裂時に発現する糖転移酵素に着目し, これが分裂リングを構成する多糖繊維を合成していることを明らかにしました。 ミトコンドリアの分裂装置は,ミトコンドリア内膜の内側にある FtsZ リング,外膜の外側にある MD(ミトコンドリア分裂)リング (最も顕著なリング構造),そしてその外側にあるダイナミンリングから構成されています。 FtsZ リングとダイナミンリングはそれぞれ FtsZ1 タンパク質と Dnm1 タンパク質を主成分としていますが, MD リングの主成分は特定されていませんでした。 そこで著者らは,ミトコンドリア分裂の同調や原形

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    zeroset 2007/05/22
    ATP 合成酵素に近いタンパク質が遺伝子重複を繰り返してモーター部分などが出現し、基部体、フック、鞭毛繊維が順に進化してきたと推定
  • 雑記 - 藻類学:ピコビリ藻類かピコ動物か: ゲノム時代の新門発見

    繊毛虫の中の新属共生藻。と,その学名(2018.01.18) 繊毛虫の中には細胞内に藻類を共生させるものが色々と知られています。 共生藻も色々な種類がいるようですが,形態が単純で区別が難しいためか記載が遅れがちでした。 Hoshina et al. (2018) は繊毛虫の複数種に共通する未記載の共生藻類を, 新属新種 Brandtia ciliaticola として正式に命名しました。しかしこの属名は非合法名だったため, Hoshina & Nakada (2018) で新名が提唱されました。(2 目の論文には筆者も共同執筆者として参加しています) 藻類と繊毛虫の共生は,複数の組合せで一時的な共生から世代を超えた共生まで様々な関係性が知られています。 Hoshina & Kusuoka (2016) は琵琶湖産の複数種の繊毛虫に共通して共生するクロレラ科の藻類 "Chlorb" を報告

    雑記 - 藻類学:ピコビリ藻類かピコ動物か: ゲノム時代の新門発見
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    zeroset 2006/12/07
    片方の娘細胞にしか受け継がれない、オルガネラ寸前な共生藻を持つ原生生物
  • 原生生物の進化: index

    図鑑に記載したデータをもとに、これまでにわかっている原生生物の進化のあらすじを紙芝居仕立に まとめてみました。まだまだ不明な部分が多いですが、最近の分子系統学の進歩はかなり詳細な進化 の経緯をあきらかにしつつあります。 その要点は、多細胞動物でみられるような従来からある二分岐的な進化系統樹にしたがったものではない ということです。その原因は、原生生物の多様化のかなりの部分が細胞内共生によってもたらされたからです。 他の系統で長年かけて進化した機能を、内部共生により取り込んで我がものにするというやり方で原生生物 の多様化が起きました。内部共生が進行すると、やがては宿主と共生体との間で遺伝子の交換(もしくは代替) が起きることが示唆されています。 したがって、原生生物界の進化系統図は、枝分かれした樹状構造ではなく、細胞内共生によって複雑に 連結した網状構造を示すものと思われます。

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    zeroset 2006/10/16
    細胞内共生を軸とした原生生物の系統解説。「原生生物界の進化系統図は、枝分かれした樹状構造ではなく、細胞内共生によって複雑に連結した網状構造を示すものと思われます」
  • 雑記 - その他:波が砕けてリン酸化(2017.11.27)

    日経サイエンス 2022年10月号掲載の生物学関係記事(2022.09.15) 2022年10月号の 日経サイエンス に掲載された生物学に関係する記事の中で, 特に印象に残ったものをいくつか紹介します。 10月号は特集「深海新発見」の記事が中心で,紹介するのはいずれもこの特集の記事になります。 1 目は「宇宙から見えた発光する海」(ナイハウス, 2022)で,海が広範囲で白く発光する現象について紹介しています。 この現象は半ば伝説上のもので,偶発的な遭遇頼みだった研究ですが,衛星画像を画像を用いた研究が導入され, その発生機構などへの理解が深まる様子が書かれています。海洋に残された研究途上の不思議な現象の一つとして, 興味深い記事でした。 2 目は「生物から新薬候補続々」(ストーン, 2022)で,海洋生物から新薬候補を探す研究が紹介されています。 生物から新薬候補を探すのは従来から行

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    zeroset 2006/10/14
    最近確認された、最小のゲノムを持つ昆虫共生細菌Carsonellaについて。「少ない遺伝子の半分以上は,翻訳もしくはアミノ酸の代謝に関わる遺伝子」「細胞膜の生合成や塩基, 脂質の代謝に関わる遺伝子は失われていた」
  • http://www.brh.co.jp/experience/communication/shinka/shinka06.html

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    zeroset 2006/06/19
    単細胞の寄生虫ミクソゾアは三胚葉生物と近縁では無いかもしれない。寄生生物の系統的位置決定の難しさについて
  • wisdom | あなたのビジネス思考に、ひらめきを。

    北米トレンド 織田 浩一 連載 米国を中心にモノやサービスのデジタル化が進み、競争の鍵は顧客体験の向上と価値創造に移行しました。新たなトレンドに対応するため、北米の最新情報を毎月お届けします。

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    zeroset 2006/06/01
    全昆虫の70%に感染、ファージを利用した素早い進化、多細胞生物へのゲノム水平転移など面白いトピックが色々あるバクテリア
  • mypress.jp

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    zeroset 2006/05/29
    腸内フローラによっては、フルクタン(イヌリン)が脂肪酸に変えられて利用されるらしい
  • 医学都市伝説: 駆虫はアトピーを悪化させるか?

    2006年05月14日  駆虫はアトピーを悪化させるか? [医学・科学関連] かって日でも重要な治療課題であった腸管寄生虫感染は、むしろアトピー性疾患を防ぐという主張は次第に市民権を得つつあり、日の数少ない寄生虫研究者のなかには、あえて寄生虫感染を意図的に選ぶ人までいるほどだ。 アトピー疾患と寄生虫感染との逆相関に関しては、今も様々に追試(例えばこういうの)が行われていて、ほぼエビデンツとして確立した感もある。だからといって、人間は多少の寄生虫ぐらい腹に飼っておくのがいいのだというと、それはそれで抵抗があるのも事実である。 一部には、寄生虫は宿主の体格まで影響を与える遺伝子発現作用操作能力があるという主張すらあり、日人の短足胴長という体型はカイチュウに支配された結果だともいわれている。確かに、単なる栄養とか生活様式の変化だけでは、最近の若い人が急にえらくカッコよくなっていることは説明

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    zeroset 2006/05/15
    寄生虫によるアレルギー抑制効果は駆虫したあとも維持されるという実験結果
  • [科学に佇む心と身体] - FC2 BLOG パスワード認証

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    zeroset 2006/02/21
    「パラサイト・レックス」のカール・ジンマーの著作について、まとめページ
  • バッタを洗脳して死のダイブをうながす寄生虫

    ▼ バッタを洗脳して飛び込み自殺させる寄生虫 バッタの脳に化学的に影響を与え、水に飛び込ませて自殺させる寄生虫がいるのだそうだ。ある種のハリガネムシ(Spinochordodes tellinii) は、陸生のバッタやコオロギの体内で成長し、時期が来ると水生の成体へと変態する。成体になったハリガネムシは宿主の脳に働きかけ、水を探してその中に飛び込む、というふだんなら宿主が絶対にしない行動をさせるのである。水中に入ると、ハリガネムシは宿主の3、4倍の長さになり、宿主(もうこのときには死んでいるか、あるいは死にかけ)の体を出て泳ぎだし、つがいの相手を見つけるのだという。その様子を撮影した動画が、フランスのサイトにある。解説はフランス語。また、中には気持ち悪いと感じる人もいるかもしれないので注意。 これまで、どのようにしてハリガネムシが宿主の行動を操るのかはよくわかっていなかったが、このほどIR

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    zeroset 2005/09/04
    宿主を操る寄生虫。カール・ジンマー「パラサイト・レックス」にこの手の話がいくつか紹介されている