(CNN) 「オーストラリアのグレートバリアリーフが2016年、長い闘病の末に死去した。2500万年の生涯だった」――。米アウトドア雑誌アウトサイドにそんな「死亡記事」が掲載され、読者や専門家の間に戸惑いや反論の声が広がっている。 グレートバリアリーフはユネスコの世界遺産に指定された世界最大のサンゴ礁。アウトサイドの記事はその生涯や生態系の中で果たした役割、世界的な名声を紹介し、サンゴの白化のために健康状態が悪化して、2016年に死亡したと結んでいる。 これについてサンゴ礁の生態系に詳しい米海洋大気局(NOAA)のラッセル・ブレイナード氏はハフィントンポストの取材に対し、記事の狙いは事態の深刻さを訴えることにあるようだが、文脈が分からない読者は「額面通りにグレートバリアリーフが死んだと受け止めてしまうだろう」と懸念を示した。 実際にソーシャルメディアでは誤った情報が広まっている。ツイッター
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