ゲーム紹介 「クロノ・トリガー」は、スクウェアが1995年にスーパーファミコン用ソフトとしてリリースした、完全新作RPGである。「FFVI」発売の翌年であり、スクウェア独特の洗練されたグラフィックは、「FFVI」と同等か、それ以上のクオリティだったと言っていいだろう。が、この作品において真に特筆すべきなのは、その制作スタッフたち。製作総指揮に坂口博信氏、そしてシナリオ(プロット)は「ドラクエ」の堀井雄二氏。そして、ビジュアルの面でユーザーをつかむのにかかせないキャラクターデザインは、当時すでに「ドラクエ」や漫画「ドラゴンボール」でおなじみの鳥山明氏が担当。この3人、名付けて「ドリームプロジェクト」。家庭用ゲーム業界を牽引する両雄、「FF」と「ドラクエ」の夢の融合をも思わせる「クロノ・トリガー」は、発売前からユーザーの話題を独占した。 軸となるストーリーはいわゆるタイムパラドックスもの。時間