ネットで話題になった動画が実は企業名が秘匿されたPR動画だった、という事例を良く見かける。所謂「ブランデッド・エンターテインメント」と呼称される手法で、相模ゴム工業のLOVE DISTANCEがカンヌ国際広告賞PR部門で金賞を受賞をし、ad:tech tokyoでも事例として紹介されるなど、注目度抜群のPR手法であるとされているようであるが、ブランデッド・エンターテインメントとステルスマーケティングは紙一重だし、ソーシャルメディア上に於いて企業名を秘匿しながらキャンペーンを展開する手法が必ずしも成功する訳ではないという事例を紹介したいと思う。 ◆事例の概要事例は8/31よりYOUTUBE上で展開された中古自動車販売業のリバーインターナショナルのウェブサイトリニューアルに伴う企画。8/31に複数アカウントにより「東京タワーに謎のタグ」などの動画が配信され、複数のウェブログに情報が掲出される。