■復興、外国人もともに 未曽有の大災害が東日本を襲った。地震だけでなく津波が押し寄せ、原子力発電所では深刻な事故が発生した。多くの地域で、人々の営みが壊滅しようとしている。胸塞がれる中で書くに値することはあるのか。いやこの時期だからこそ書くことがある、と勇気を奮い起こして記載する。 地震と津波と原発事故に襲われたのは、そこに居た全ての人々である。性差も、年齢も、弱き者も、強き者も、そして国籍も関係なく、全ての人々である。近隣の韓国や中国、アメリカを始め多くの国からの救助隊が日本に向かった。だが、そこに住む外国籍市民は消防隊には入れない。警察官にもなれない。自衛隊にも入れない。地域を守るために選挙に打って出ることも、投票も許されない。自らと家族・仲間の生命を守るために活動しようとしても、日本国籍の市民と一緒に地域をつくりあげる一員となれないよう法律が排除しているのだ。 大災害の中ですで
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