まずはこの映像をみてください(埋め込み映像が見られない方はこちらから)。これは台湾の台灣數位出版聯盟(=台湾電子出版連盟、TDPF)が9月末にサイトを公開した「百年千書」プロジェクトのコンセプトを伝えるものです。 「百年千書」は、過去150年間に台湾で出版された本のなかから、千冊を選んで電子書籍として公開するプロジェクトで、2010年から準備が進められていました。アヘン戦争が起きた1840年から1990年までの本が対象となっており、中国の著作だけでなく、欧米や日本の出版物からの翻訳書も数多く含まれています。 集められた本はサイトでテーマ別・年代別などによって分類され、電子書籍として購入・閲覧できます。技術的にはHTML5とEPUB、そしてOPDS(Open Publication Distribution System)のもとで、クラウドコンピュータ上に置かれたコンテンツをウェブブラウザで