甲子園大会を観戦した。春、夏計4度出場したが、観戦は中学1年の夏以来だ。甲子園に出たい、甲子園がすべて、という気持ちだった高校時代を思い出した。 26年前は地元石川県代表の金沢高の試合を見た。「自分もここで」という気持ちになった。強い憧れで、かつ身近な目標は大事だ。日本の野球が高いレベルにあるのは、甲子園の存在が大きいと思う。恵まれた練習環境も、注目の大会があるからだろう。学校にとってあれほどの宣伝はそうないから、力を注ぐのは分かる。 米メディアも日本の高校野球に目を向けている。テレビやスポーツ誌がセンバツで計772球を投げた済美高(愛媛)の安楽投手を紹介したと聞いた。投球数や登板間隔の管理を徹底する米国では衝撃的な数字だろう。 【続きを読む】