障害のあるその男性は、理不尽なわがままを言って周囲を困らせている…。はじめ、私にはそう映りました。「ただ、自分の思う人生を生きたい」。のちに、それが彼自身の確固たる意思に基づく行動だと気が付いたとき、私は恥ずかしさと同時に障害のある人たちに特別な視線を向けていた自分に気が付き、ハッとさせられたのです。(横浜放送局記者 廣岡千宇) 映画、『こんな夜更けにバナナかよ』。 大泉洋さんが演じるのは、難病の「筋ジストロフィー」を患い重い障害のある男性。24時間ボランティアの介助を受けながら自宅で生活する姿を、実在した男性をモデルに描いています。鹿野靖明。映画の舞台となった1980年代から90年代、重い障害のある人たちは施設や親元で暮らすのが当たり前とされていた時代ですが、みずから500人以上のボランティアを集め、42歳で亡くなるまで札幌市の自宅での“自立生活”を貫きました。 この鹿野という人物、何と
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